こんにちは!ジャストホームの長田です。
今回は基礎コンクリートを作る前の下準備として重要な、
「掘り方」から一連の流れについて紹介します。
掘り方作業
掘り方とは、基礎を作るために地盤を掘る作業のことです。
この作業は「根伐り」とも呼ばれます。
ユンボを使って家の形に地盤を掘っていきます。
割栗石、砕石の敷き詰め作業
次に、掘り方で掘削したところに割栗石(ワグリイシ)・砕石(サイセキ)という
大きさの異なる石を敷き詰め、上から転圧します。
この石は、地面にかかる家の重さを分散させる働きがあります。
皆さんは電車の線路の下に石がたくさん敷いてあるのを見たことがありませんか?
あれは電車が通る時に線路にかかる重さを石に伝えて分散させているんです。
それと同じ仕組みです。
土壌処理
土壌処理とは、地面からシロアリが上がってこないように
地面にシロアリ駆除剤を散布する作業です。
「でもシロアリって木を食べるんでしょ?」
「基礎コンクリートがあるから構造のところまでは上がってこないんじゃないの?」
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、シロアリはコンクリートも食べます。
しっかりと地面にシロアリ対策をしておかなければコンクリートを伝って
構造躯体に被害を及ぼしますので、土壌処理を行っています。
防湿シート張り
土壌処理が終わったら、地面に「防湿シート」を張ります。
防湿シートとは大きさ約2m、厚さ0.1mmほどのビニール製のシートのことで、
地面からの湿気が上がってくるのを防ぐ役割があります。
捨てコン打設
防湿シートを張り終わったら、捨てコンクリート(通称:捨てコン)を掘削したフチに流し込みます。
このコンクリートは強度を出すためのものではありません。
捨てコンを固めた後に、これから作る壁と枠、人が通る場所などを捨てコン上に記して正確に施工をするための補助的な工事です。
捨てコンの打設を行わない業者さんもいらっしゃいますが、問題はありません。
捨てコンの上にいろいろな場所を記す作業を「墨出し」といいます。あくまで場所を記すためのコンクリートなので「捨て」という文字が付いているんです。
いかがでしたか?
次は基礎コンクリートを打設する際の「基礎配筋」について紹介します
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株式会社ジャストホーム 長田