こんにちは!平尾です。
私の家の近所にある二世帯住宅。
朝からおじいちゃんがお孫さんを連れて幼稚園へ送っていく姿やご家族揃ってお出かけされている姿を見かけます。その風景を見ると朝からほっこりした気持ちになりますね。
そんな気持ちになるのと同時に、職業病でご自宅の形やどのような構造になっているのかを確認してしまうんです。外からしか確認できませんが、そのご自宅は玄関を分けて使用しているので完全分離型かなと推測しています。
「将来的に親の面倒を見ないといけないから」や「共働きで親に子どもの世話をしてもらうために」など二世帯住宅を検討する理由はさまざま。
しかし、生活環境の違いや考え方の違いで気づかないうちにストレスが溜まってしまう環境になる可能性もあります。
二世帯住宅を建てる際は、一般的な家を建てるよりもより慎重に打ち合わせを行い、満足して生活できる二世帯住宅を完成させる必要があります。
そこで、今回は二世帯住宅を失敗せずに建てるために押させておきたいポイントをご紹介します。
① なぜ二世帯住宅にする必要があるのかはっきりさせる
まず、なぜ二世帯住宅を建てる必要があるのかを居住予定の人たちで共通認識として持っておくことが重要です。
上でもお話ししましたが、「親の面倒を見る必要がある」や「子どもの世話をしてもらう」、「親の土地にある家を建て替えて二世帯住宅に」など理由は様々あるかと思います。
二世帯住宅には「完全分離型」、「共有型」、「同居型」の3種類が挙げられます。
完全分離型は玄関を二つ設け、建物内の設備も世帯ごとに分けるタイプです。上下もしくは左右で各世帯が生活する形です。
共有型は玄関を共通にし、一階は親世帯、二階は子世帯というように居住空間を独立させ、キッチンやお風呂などの内部設備も別々に設ける場合が多くなります。
同居型は玄関から内部設備まで全てを二世帯で共有するタイプです。
二世帯住宅にする理由によって生活形態も変わってきますので、その形態にあった構造にする必要があります。
各々のプライベートをしっかり分けたいのであれば完全に分離した二世帯住宅が良いでしょう。親の面倒を見る必要があるのであれば、顔を合わせやすいように共有型や同居型にした方がお互いに安心できるのではないでしょうか。
親世帯と子世帯の距離間が重要な二世帯住宅。自分たちの良いことばかり入れようとしていては、みんなが満足できる二世帯住宅は完成しません。
お互いに同じ意見を持ったうえで話を進めていくようにしましょう。
② お互いの生活に配慮した間取りに
二世帯が生活をする家になりますので、一世帯のみが住む家に比べて、必要な水回り設備や部屋数も異なります。
二階建ての二世帯住宅を建てるとすると、子世帯が二階での生活をメインとするケースが多くなるかもしれません。しかし、子世帯は親世帯よりも生活の時間が遅くなりがちです。
親世帯が眠りにつく頃に、子世帯が仕事や外出から帰宅するということもあるかもしれません。子世帯が二階で生活するパターンの場合、親世帯の寝室の上にリビングや水廻りがあると足音やシャワーの音などが響いてきてしまうことも。
一階と二階の間取りのバランスを考え、水廻りの上には水廻りを設置するなどして生活音が気にならない工夫を忘れずにしましょう。
③ 生活のルールを作っておく
住み始めてから考えるという方も多いかもしれませんが、住み始める前から考えておくことが重要なんです。
生活をする上で必要になる費用をどれだけ負担するか、掃除はどちらがするのか、食事は一緒に取るのかなど決めておきたいことは多くあります。
住み始めた時の生活の流れをシミュレーションしてみると、役割分担やルール決めもスムーズにいきます。シミュレーションは平日と休日の2パターンをしておくようにしましょう。
住み始めてから意見がぶつかってしまった場合、家のつくりを改善するのは費用も時間もかかってしまいます。しかし、住む前に意見を言い合うことで、住み始める時にはきっと快適な生活が実現できるはずです。
まとめ
今回は二世帯住宅を建てる際のポイントについてご紹介しました。
ポイントは、
■二世帯住宅にする理由を明確にする
■お互いの生活に配慮した間取りにする
■早い段階で生活のルール決めをしておく
ということでした。
大勢の人が一つ屋根の下で生活をする二世帯住宅ですので、全員の意見を全て叶えるということは難しいと言えます。
だからこそ家族で念入りな話し合いを行い、住宅会社との綿密な打ち合わせをしていくことで、満足のいく二世帯住宅を完成させましょう。
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株式会社ジャストホーム 平尾