せっかく家を建てるなら「マイホームはオシャレにしたい」という気持ちをお持ちではないでしょうか?
オシャレなマイホームを実現するための方法の一つとして、「間接照明」を取り入れる方法があります。
間接照明は、照明器具からの光を壁や天井、床に当て、その反射した光で室内全体を照らす照明方法です。また、透過素材のシェード(電灯のかさ)を使ったスタンドライトも間接照明の一つです。
壁や天井に光を当てるので直接光源(電球)を見ることもありませんので眩しさを軽減することが出来ます。部屋全体に光が分散されるため、より優しい光で部屋中を包み込んでくれます。
間接照明の光を使うことで落ち着いた雰囲気の部屋になり、心身ともに癒される空間を創り出します。マイホームに上手く取り入れることでより豊かな生活を実現できるかもしれません。
しかし、壁や天井に直接設置するタイプの間接照明は新築工事中に取り付ける必要がありますので、住んでからの変更が難しくなります。せっかくオシャレにしたいと思って取り付けてみても、「イメージ通りではなかった」、「実際に全然使用しなかった」となっては意味がありません。
今回は間接照明を取り付ける際に注意しておきたいポイントを5つご紹介します。
①光源をしっかりと隠す
ある場所からは良い感じの間接照明だけど、違う場所から見た時に光源が見えてしまうと間接照明とは言えないですよね。
間接照明を採用しても一部の光が見えてしまうだけで全体が台無しになってしまいます。一部の光が必要以上の明るさだと、逆に周りがより暗くなってしまい、間接照明特有のやさしい光が表現できません。
しっかりと実際の生活をイメージして、部屋の使い方をある程度決めた上で光源が見えない照明器具の位置や見え方を検討するようにしましょう。
②床や天井などへの映り込み
光源が直接見えないように隠すことを注意点に挙げましたが、光を反射させる床や天井にも注意が必要です。
石やタイルなどの艶やかで光沢のある素材を床や天井に使用している場合、光源はしっかり隠していてもその床や天井に反射して光源自体が映り込んでしまうことがあります。
また、夜になると窓越しに光源などが見えてしまうおそれも。もちろんカーテンを閉じていれば反射による映り込みは少なくなります。しかし、バルコニーやベランダに面したリビングで屋外とつながるような空間では、移動時やカーテンを開ける際に窓への映り込みに注意が必要です。
③採用する場所を絞る
間接照明はシーリングライトなどの通常照明と比較すると暗い印象です。先にもお話ししましたが、癒しの空間としてくつろいだりする空間に向いています。逆に、細かな作業や本を読んだりする空間では明るさが足りず、目が悪くなるためスタンドライトなどの補助照明を用意することになりかねません。
間接照明を採用するおすすめのポイントとはリビング・寝室や多くの光量を必要としない廊下です。しかし、リビングや寝室は様々な目的で使用するかと思いますので、通常の照明と間接照明の2種類を場面に合わせて使い分けることをおすすめします。
また、間接照明の施工は費用がかさみますのでお財布との相談も必要です。
④家具の配置
間接照明付近に家具などを置くことによって、その家具がライトアップされてしまうことも。壁を綺麗にグラデーションするような照明の場合に、グラデーションが家具によって途切れてしまうと台無しですよね。
また家具が光源に近すぎると、家具で反射光が思わぬ方向に出てしまう、光源によっては光によって家具が日焼けするという可能性もあります。意図的なライトアップでない限り、近くには他の物を置かないようにしましょう。
⑤掃除や交換を考える
ありがちな失敗とも言われていますが、掃除や交換の際に手が届かずほこりが溜まる、電気が切れても交換が出来ないといったことに陥ってしまいます。
特に天井の端に設置する場合は、光源を隠すために奥まった場所に設置されることが多いです。ほこりが溜まることで最悪火災の原因にもなりかねません。
複雑な構造は避け、シンプルな構造のものを検討するようにしてみてください。
まとめ
間接照明はマイホームに癒しの空間を創り出し、日々の生活を有意義なものにする手段の一つです。しかし、それを実現するためには事前の計画が非常に大切なものになります。
「あっても使わない」、「十分な光が確保されていない」ということにならないよう、またメンテナンスについても考えなければなりません。まずはモデルルームで実際の雰囲気を見学して、住宅会社の担当者と綿密な計画をしてみましょう。
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株式会社ジャストホーム 平尾