前回紹介した『つなぎ融資』。
今回はその計算方法について紹介します。
つなぎ融資の利息の計算方法とは
仮に、上図のような家づくりスケジュールがあったとします。
つなぎ融資は、建物が完成して住宅ローンの融資が始まる前の支払いを精算のためのものです。
なので、土地代金・着工金・上棟金の支払いでつなぎ融資を利用することとなります。
そして、その時の利息の計算には、「金利」と「完成までの期間(日数)」が関わってきます。
ー利息の計算方法ー
借入額×金利÷365(日)×完成までの期間(日)
つなぎ融資の金利は現在3%前後とやや高めです。
この金利は1年間で3%という意味ですので、計算する際ははじめに1日あたりに換算する必要があるんです。
では、上図の場合の金利はいくらになるのか計算してみましょう。
※金利は変動しないと仮定します。
・土地代金の利息
800万円×3%÷365(日)×180(6か月の日数)=118356円
・着工金の利息
600万円×3%÷365(日)×120(4か月の日数)=59178円
・上棟金の利息
600万円×3%÷365(日)×60(2か月の日数)=29589円
この金額がつなぎ融資の利息分となります。
実際の融資金額に注意!
ここで注意すべきなのは、融資を受けるときには、あらかじめ利息分が差し引かれた状態で振り込まれるということ。
例えば土地購入代金の場合は800万円の土地を購入したくても約788万円しか振り込まれませんので、残りの分を自己資金で支払わなければなりません。
そのほか、つなぎ融資を受ける金融機関によって金利が異なったり、事務手数料がかかってきたりします。
つなぎ融資についての疑問・質問などがございましたらお気軽にお問い合わせください。
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