前回は「褒める」ということが、子供の成長にどのような効果をもたらすのかを紹介しました。
では、どんなことでもただ褒めちぎっていればいいのでしょうか。答えはNOです。
褒め方を間違ってしまうと、逆に子供の成長に悪影響を及ぼすこともあります!
間違った褒め方とは
何に対してもとりあえず褒める
褒めなきゃ!と思ってとにかく何をやっても「すごい!」などの言葉をかけ続けることは、「褒め」ではなく単なる「おだて」になってしまいます。
また褒めるということの特別感もなくなりますので、連発することはNGです。
自分の思うように動かすために褒める
「すごい!じゃあこれもやってくれるかな~?」というように、子供をうまく動かすために褒める言葉をかける人もいます。
しかし、この褒め方をしていると行動の基準として「褒められるかどうか」という考えを持つようになってしまい、偏った行動力が定着してしまいます。
結果だけを褒める
習い事や運動、勉強などで子供が良い結果を出した時に褒めるという行為自体は悪いことではありません。
ただ、結果のみに焦点を置いた褒め方は単なる“評価”となってしまいますので、子供にとっては「次も期待に応えないと…」というプレッシャーを与えることになってしまいます。
正しい褒め方とは
その瞬間に褒める
正しい褒め方には、褒めるタイミングも重要です。生活の中で子供を褒めるポイントを見つけたら、その時に素直な言葉で褒めましょう。
自分の行動と褒められた事が頭に残るため、「これは良い事」という認識が身に付きます。
具体的に褒める
「偉いね!」「すごいね!」とただ言うだけでなく、何がいいのか、どうしてすごいのかを合わせて伝えましょう。
「帰ってすぐに手洗いうがいができたね。偉いね」というように何に対して褒めているのかを明確に伝えることで、具体的にどのような行動が良かったのかを理解することができます。
結果だけでなく行動の経過を褒める
良い結果が出た時は褒める、結果が出なかった時は褒めないという方法は前述した“評価”となってしまいます。良い結果が出なくても、「前より○○できるようになったね」と言うように行動自体を褒めてあげましょう。
そうすることで「親が自分の事を見ていてくれている」ということを感じることができ、様々なことにチャレンジできる積極性を身に付けることもできます。
いかがでしたか?
子供を褒めるのは、同時に子供を「認める」ということです。子供なりのチャレンジ精神や向上心を認めて褒めてあげて、自信のある子供を育てましょう。
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