省コストメーカーの住宅会社選びの際によくある話が、「安さが決め手で契約したのに、追加でどんどん料金を取られて結局高くなってしまった」という失敗談。
省コストメーカーを調べる時に、料金システムをあらかじめ知る方法があれば…と思いませんか?
その一つの判断材料として「販促費」があります。
大手メーカーの商品価格が上がるワケ
テレビCMや新聞広告などに宣伝を載せるためには、それだけ販促費用がかかります。そしてその資金は提供する商品価格に上乗せして、お客様からいただいているという仕組みです。
CMや新聞でたくさんの広告を出している大手住宅メーカーの商品価格が高いのは、そのような理由もあるんです。
しかし、中には「たった○○円で一戸建てが手に入る!」という省コストの商品を売りながらも、CMや新聞広告で頻繁に見るメーカーってありませんか?
そのようなメーカーは、最初だけ価格を安く見せておき、契約後の追加オプションなどに販促費分の資金を上乗せしているかもしれません。
省コストメーカーを調べる際に注目すべきポイントは、次の3つです。
①いろんな展示場に出展していませんか?
多くのメーカーが集まる総合住宅展示場。そこに出展すると、会場に支払う費用やモデルハウスの光熱費などなど、1棟のモデルハウスあたり月々約50万円ほどの運営管理費がかかっています。
さらに、展示場は4年に1回モデルハウスの建替えを行っていますので、その時はモデルハウスの建築費用もかかることになります。
モデルハウスは打合せスペースや事務所を作るために広くなっていたり、施工力のアピールのために間取りが豪華でオプション設備も多かったりするので、普通の一戸建てを建てるよりも多額の費用がかかります。
ですので、いくつも展示場に出展している会社はそれだけの販促費を売上から捻出しているという事です。本当に安い商品ばかり売っていてこのような販売戦略がとれるでしょうか。
②CMや新聞で頻繁に見かけませんか?
広告に費用をかけると、お客さんに覚えてもらいやすくなり、住宅展示場でも「このメーカー見たことある!」という印象を持ってもらえるようになります。
しかし「広告をよく目にする」=「それだけの販促費用がかかっている」ということです。いろんなメディアで目に入ってくる省コストメーカーは、安く見えているだけで実際に建てる時には高額になる可能性もあります。
③資料にお金がかかっていませんか?
HPから資料請求をしてみたら、大手メーカーの資料にも見劣りしない資料が届いたとします。
細かいポイントですが、販促費用の面から見ると資料の印刷代や発行代、郵送代などにもお金がかかっています。省コストのメーカーからいかにもお金がかかっていそうな資料が届いたら少し疑問に思ってもいいかもしれませんね。
いかがでしたか?これらの条件に当てはまる省コストのメーカーすべてがというわけではありませんが、
①展示場、広告、資料には販促費がかかっている
②商品の安さには必ずワケがある
という2点を忘れないようにしましょう。省コストのメーカーに見学に行った時は、その安さのヒミツを聞くことが重要です。
熊本で建てる、適正価格の注文住宅メーカー
株式会社ジャストホーム 長田