こんにちは!ジャストホームの長田です。
前回は坪単価の仕組みについて紹介しましたので、今回はローコストメーカーがどのようにして価格を安く見せているのかをお教えしたいと思います。
施工面積を増やして坪単価を下げる
ローコストメーカーのほとんどは、坪単価の計算に施工面積を使っています。
理由は前回もお話ししたとおり、延べ床面積で計算するよりも価格を低く見せることができるから。
そこで施工面積の対象となる吹き抜け部分や土間や玄関ポーチ、ベランダを広くしたりすることで施工面積を増やします。
施工面積を増やせば増やすほど、坪単価を低く表示でき、利益も上がるという仕組みなんです。
基準寸法(モジュール)を大きくする
基本寸法(モジュール)とは、一言でいえば「柱と柱の間隔」のことで、大きく分けて次の2種類があります。
尺モジュール:910モジュールとも呼ばれる寸法で、柱の間隔が910mm。
メーターモジュール:その名の通り、柱の間隔が1m(1000mm)。
この二つのモジュールで同じ間取りの家を建てた場合、メーターモジュールで作った家の方が尺モジュールの家より約20%ほど広くなります。
しかも屋外給排水工事、電気工事の費用やサッシ建具の数などは家の面積に関係ありません。
よって坪単価を計算するときに広い面積を使うことができるメーターモジュールの方が、坪単価を下げることができるんです。このことから、ローコストメーカーのほとんどは尺モジュールではなくメーターモジュールを使っています。
「建物本体価格」で計算する
もしあなたがこのように住宅メーカーに聞くことがあれば、頭の中では住宅が建ち、引き渡しができる状態にするのにいくらかかるのかという意味で言うでしょう。
しかし、ローコスト系の住宅メーカーはそれを建物の本体価格で計算し、お客様に価格を伝えます。
そこには住宅の検査にかかる費用や配管工事費用、照明・カーテン費用などが含まれていないため、実際に引き渡しをするためにはさらに費用が追加されていくことになります。
「坪単価はいくらですか?」「○万円です。」という会話は、それぞれで考えていることが食い違っているかもしれませんので、注意してください。
いかがでしたか?
熊本にも「坪○万円!」という坪単価を売りにしている住宅会社がたくさんあります。
もしそのような広告を見かけた際は、その金額を真に受けることなく「どこまで含めた金額なのか」を確認するようにしましょう。
熊本で建てる適正価格の注文住宅メーカー
株式会社ジャストホーム 長田