しかし、何度何度も住宅会社に足を運んで間取りの打ち合わせをし、「これならきっと住みやすい家になるだろう!」と思っていても、実際に住んでみてからでないと気付かない失敗というものがいくつかあります。
そのひとつが、様々な“音”の問題。
今回は、多くの人が後悔しがちな3つの音に関する問題と、それを防ぐための方法について紹介したいと思います。
①家族の生活音
一緒に暮らしている家族の話し声や廊下や部屋を歩く足音、また子供がはしゃぎまわる音などは、間取りづくりの段階で部屋の位置関係に気を付けておかなければ「騒音」となりストレスを感じてしまいます。
2階で子供がはしゃいでいる音が1階の客間やリビングに響いてきたり、トイレに行きたいのにリビングに近すぎて音が気になって行きにくいなど、各部屋の位置関係が原因となる音の問題はよく起こっています。
ですので、間取りプランを考える時には、1階と2階でどのような部屋が重なるのかを十分に考えておきましょう。
特に、1階に客間や寝室を作る時には、上の階に子供部屋などの生活音がしそうな部屋を作ることは避けた方がよさそうです。
②土地の周辺の音
土地を購入して家づくりを行う時には、その土地の広さや金額だけでなく、音に関する周辺環境にも注目しておきましょう。
「この道路は交通量が多くて車が走る音が聞こえる」「隣の犬がよく吠える」「音が鳴る給湯機や室外機はこの位置にある」というような情報が分かれば、リラックスするための寝室や音が響きやすい浴室などを、外からの音の影響を受けない場所に作ることも検討できます。
また音の問題については、自分たちも周囲に迷惑をかけないようにしなければいけません。
例えば、部屋にピアノを置いたりしたい場合は、隣の家と自分の家の窓の位置が同じになってしまうと、ピアノを弾く音が隣の家まで響きやすくなってしまいます。
騒音から近隣トラブルに発展させないためにも、家づくりをする前に周辺環境を確認しておき、部屋や窓をどのような位置にするかを考えておきましょう。
③家電や設備の機械音
生活をするうえで、毎日使うことになる家電製品や住宅設備の機械音にも注意が必要です。
例えば、電気代が安い夜間に洗濯機を回そうと思っても、隣の部屋に響いてしまうのでなかなか使えなかったり、寝室の近くに給湯機があって夜中でも機械音がして気になってしまったりと、いつも使う家電製品だからこそ常に機械音が聞こえていたらストレスが溜まってしまいます。
自分たちがくつろぎたいスペースが、機械音が生じる環境になっていないかどうかも、間取りづくりの段階で十分見ておくといいでしょう。
いかがですか?
このように間取りプランを作る時には、今回紹介したいくつかの音を回避するための部屋の配置も考えなくてはいけません。
部屋と部屋との間の音対策としては、廊下をはさんだり間に収納を設置したりすることで解決することもできます。
暮らし始めて「しまった…!」と思っても簡単に作り直しはできません。
ですので、間取りを作る時には1階と2階の部屋の場所、周辺環境、家電をどこに置くかなども詳しくシュミレーションしながら考えてみてください。
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株式会社ジャストホーム 長田