家の予算を考えるときは、総額がいくらになるかも重要ですが、やっぱり一番気になるのは“住宅ローンが月々いくらの返済になるか”ということではないでしょうか。
そんな時、住宅会社のCMやチラシを見ていて「月々たった○万円!」と安さをアピールをしている住宅会社が目にとまったことはありませんか?
家賃と同じくらいか、それよりも低い返済金額で家が買えるなんて広告を見て、ビックリする人もいると思います。
私自身も、同じ住宅業界で働く人間として「そんな金額で会社成り立ってるの!?」と思ってしまいます。
しかし、この「月々の支払金額」という項目は、計算の方法次第でどれだけでも安く見せることができるんです。
それに気づかないまま住宅会社に行ってしまった方のほとんどは、行ったことを後悔する結果となってしまうでしょう。
今回は、月々の支払い金額を安く見せるためのトリックを3つ紹介します。これを踏まえて、住宅会社の広告を見てみてください。
①頭金として多額のお金を取っている
最近は金利が低いこともあり、頭金無しで住宅を建てられる方も多くいます。
もし、住宅の購入を頭金は入れずに考えたいという方は、この項目に注意が必要です。
月々の支払額の項目の近くに、小さな文字で「頭金」が記載されていますので、そこを見てみてください。
場合によっては頭金として多額の金額を設定して、月々の支払金額を安く見せていることがあります。
②ボーナス支払いとして多額のお金を取る計算にしている
頭金よりも大幅に月々の支払金額を下げる方法として、「ボーナス時返済」として多額の金額を差し引く方法があります。
これは、返済期間中のボーナスが入った時に追加で返済する金額のことです。
確かに、収入が多くなるタイミングでいくらか返済できることはメリットですが、万一ボーナスが下がったりもらえなくなったりすると、支払いが難しくなるというリスクもあります。
この「ボーナス時返済額」も月々の支払いの近くに小さい文字で書いてありますので、注意して見ておきましょう。
③金利がかなり低い
近年、住宅業界では“歴史的低金利”と呼ばれ、住宅ローン金利が1%を下回ることも多くなっています。
しかし、それは住宅ローンの審査を受けてみなければ分かりませんので、全員が1%未満で住宅ローンを借り入れることができるとは限りません。
月々の支払い金額を計算する時に、0.9%や0.8%という金利を設定して計算している住宅会社もあります。これは安く見せるためのトリックです。
金利は、0.1%の違いで月々の支払金額や総支払額が大きく変わります。
金利が1%以下に設定してある場合は「自分が借りる時もその金額になるかどうかは分からない」ということを覚えておきましょう。
熊本で建てる、適正価格の注文住宅メーカー
株式会社ジャストホーム 長田