こんにちは！ジャストホームの長田です。
いろんな口コミサイトや質問サイトなどを見てみると、住宅展示場に行った感想として
「まだ参考のつもりで行ったのに、早く建てた方が良いと急かされた」
「いま建てないと損すると言われた」
といった内容のものが多々あります。これだけを見ると、営業マンが必死に契約を迫ってきているように思えますよね。
先に言っておきますと、家を建てる適切なタイミングは、家族それぞれのライフスタイルにより異なります。ですので、ひとえに全員いますぐ建てた方が良いということはなく、家づくりは家族の今後の収支の予測を立てながら見定める事が非常に重要です。
ただ、もし可能であれば早めに建てることに多くのメリットがあるのは事実なんです。
今回は、今後上がるか下がるか分からない金利の話や、場合によっては損得が変わる補助金などの不明確な話を抜きにして、住宅会社がお客さんに「早く建てた方が良いですよ」とお勧めしている理由を紹介します。
毎月支払っている家賃がもったいないから
現在、家賃と駐車場代に毎月いくら払っていますか？その家賃をどれだけ払い続けても、その部屋と駐車場が自分の財産になることはありません。
しかし、その家賃と駐車場代を住宅ローンに回して一戸建てを購入することができれば、最終的にその建て物と土地は自分の財産になります。
家賃を払い続けている限り、それは大家さんのために毎日働いているということにもなります。それよりも自分の家族と財産のために働く方がいいとは思いませんか？
ですので可能であれば、無理のない範囲で住宅ローンを組んで、いま無駄にしているお金を家族と財産のために回した方がいいのではないか、という考えなのです。
住宅ローンの完済年齢が上がってしまうから
住宅ローンの最長の返済期間は35年。多くの方が月々の支払額を抑えるために35年で住宅ローンを組み、まとまった資金ができれば繰り上げ返済を行い期間を少しずつ縮めるといった計画を立てています。
ですので、現在の年齢から35年を足した完済年齢までローンを支払い続ける事ができるかという基準で返済計画を立てる必要があります。
さらに、ここで合わせて考えておくべきポイントは「年金の受給開始年齢」。年金っていつからもらえるかご存知ですか？
なんと、誕生日が昭和36年4月2日以降の方は年金が65歳からしかもらえません。もし60歳で定年退職したとしたら、60～65歳までの期間は無年金の状態で生活することとなります。
その5年間の生活費を事前に貯蓄しておくことも考えると、住宅ローンはそれまでには完済しておきたいですよね。そう考えると、あまり時間はないんです。
家族で暮らす時間が限られているから
家を建てる理由として、「家族で一緒に過ごす、思い出の場所を作りたいから」というのは大きいのではないでしょうか。
しかし実際にお子さんと一緒に暮らす時間って、あとどれくらいか考えたことはありますか？
お子さんが大学に進学する時は、県外に出て一人暮らしを始めるという可能性があります。また大学は実家から通ったとしても、就職の時にはさらに家を出る確率が上がります。
そう仮定すると、早ければ18歳、遅くても23歳で家から出ていくことになるかもしれません。もし、今お子さんが3才だったとしたら、一緒に過ごせる時間は残り15～20年ということになります。
ただ、もしも家を建てるまでにこれから5年かかってしまったとしたら、残りの時間は10～15年となってしまいます。子供と一緒に暮らせる時間は意外と短いんです。
最後に
いかがでしたか？住宅会社が「家の購入は早い方がいいですよ」とオススメするのはこのような理由があるんです。
ただ、あくまでこれは一般的にあてはまる話であって、冒頭にも言いましたが一番大切なのは「家族の適切なタイミング」です。
ですので、もし営業マンが家族のライフスタイルや将来計画を聞くこともなく「いまはキャンペーンをやっているのでお得ですよ！」という話をしてきた時は、信じない方がいいでしょう。
家づくりのタイミングは、長い目で家族の生活をイメージして、いつ頃お金がかかってくるのか、いつまでに家に入居したいのかなどを考える事から始めましょう！
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ジャストホーム 長田
