そんな方が悩まれる選択肢として、“新築にするか中古にするか”というものがあります。
この2つを比べた時に、
「新築は高くて、住み始めるまでに時間がかかる」
「中古は比較的安くて、すぐに住み始められそう」
という印象を持ってはいませんか?
しかし、実はこのイメージはすべての場合において正解とは言えません。
選ぶ中古住宅次第では、新築の一戸建てよりも金額が高くなったり、住み始めるまでに時間がかかったりすることもあります。
そこで今回は、新築住宅を買うか中古住宅を買うかで悩んだ時に比較していただきたい3つのポイントを紹介します。
①金額面は、中古住宅のリフォーム費用に注意!
建物自体の金額は新築住宅の方が高くなり、中古住宅は築年数が経つにつれて安くなります。
ただ、中古住宅は築年数によってリフォーム費用が発生する場合があるので、注意が必要です。
中古住宅を分けるとすれば、次のA~Cの3種類となります。
※()内の数字は目安となる築年数です
A:そのまま住める物件(築10年以内)
B:水回りのリフォームが必要な物件(築10~30年)
C:家全体のリフォームが必要な物件(築20~50年)
Bの水廻りリフォームは、施工範囲にもよりますが約100~500万円が必要。
そしてCのリフォームになると約500~1000万円が必要になります。
ですので、リフォームの内容とその施工費用によっては、新築住宅よりも中古住宅の方が割高になることもあるんです。
新築と中古の物件を建物代金だけで比較するのではなく、中古住宅の築年数とどのようなリフォーム費用が必要となってくるのかまで確認しておきましょう。
②住み始められるタイミングに注意!
入居に関しては、新築住宅よりも中古住宅の方が早くなることが多いです。
新築は契約してから工事が始まり、実際に入居するまでに半年~1年かかることもあります。
一方、中古住宅は既に完成しているので、早ければ1~2カ月で入居できます。
しかしそれは、前述した3種類の中古住宅のうちのA(そのまま住み始められる物件)の場合。
リフォーム工事が必要な物件だと、契約しても入居するまでに数カ月、長ければ1年以上かかることがあります。
「この時期までになんとか入居しておきたいから!」
そう思って新築住宅ではなく中古住宅を選択しても、実際の入居まで時間がかかるケースがありますので、築年数やリフォーム箇所、そして入居時期についても確認しておきましょう。
③新築と中古では保証期間が異なる!
家電製品を買う時と同じように、住宅の購入の際にも“保証”があり、定められた期間内であれば不具合が生じた時に無償で対応してもらえます。
新築住宅は、建築基準法によって“10年間の保証”が義務付けられています。
一方の中古住宅は、売主が不動産会社の場合は“2年間の保証”、売主が個人の場合は“保証なし”のどちらかとなります。
例えばあなたが数十年後、住んでいた家を中古住宅として売りに出したとしても、「入居してから10年間保証しますよ!」なんて言えませんよね。
中古住宅の売主はほとんど個人となるので、新築住宅のように保証が義務付けられていないんです。
ただ、全く保証が無いと売れないこともあるので、個人の売主でも1年間の瑕疵保険に入る場合もあります。
だとしても、新築住宅と比べると保証期間は短いですね。
このように、中古住宅を購入する時には保証期間の短さがリスクとなることは覚えておきましょう。
いかがでしたか?
新築住宅の購入と中古住宅の購入では、今回紹介した3つのポイントが異なってきます。
それぞれを比較する際には、トータルの金額や入居時期、そして保証については必ず確認しておきましょう。
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株式会社ジャストホーム 長田